ヨガ八支則 4段階目「プラーナーヤーマ」

ヨガ八支則の4番目の段階は「プラーナーヤーマ(気のコントロール)」。プラーナ(気)をコントロールするということです。

 

プラーナは私たちの身体の中を巡っているエネルギーです。
動いている風を感じることができても、その風を動かしているエネルギーは見えないように、私たちは自分の身体の動きは感じても、身体の中を巡っているエネルギー(プラーナ)を意識することはありません。
手や脚、腰など、身体を動かすことに意識が向いているからです。

 

「プラーナ(気)をコントロールする」と言われても、意識すらしていないものをコントロールすることはできませんよね?
では、どうすればいいでしょうか。

 

並行して走っている2台の電車を思い浮かべてください。
あなたが乗っている電車からは、隣の電車が停まっているように見えます。
乗っている電車が停まってはじめて、(あ、隣の電車も動いていたんだ!)と気づかされる――そんな経験があると思います。
二台の電車と同じで、身体が動いているときに、自分の内にあるプラーナの流れを意識・理解することは難しいのです。
ということは、片方の電車――身体の動きを止めてあげればいいのです。

 

そのために、身体の動きを止める、3番目の段階「アーサナ(ヨガのポーズ)」が必要になってきます。

 

「猫のポーズ」や「下向き犬のポーズ」「屍のポーズ」など一般的によく知られたヨガのポーズはありますが、どうやってそのポーズを取るか、という動きの説明はあっても、アーサナの真の目的まで説明されることはあまりないと思います。

 

八支則では、「アーサナ(ポーズ)は身体が無理をしていない、安定している状態で止まること」と説明されています。

 

いろいろなポーズをすることで、身体の動きを止め、自分の内側――プラーナ(気)に意識を向け、コントロールしやすくなるのです。
身体を軟らかくしたい、ダイエットをしたい、という目的でアーサナをしている方もいるかもしれませんが、
“意識を内側に向ける「プラーナーヤーマ」のためにやるのだ”
と思ってアーサナをすると、また違った感覚が得られるかもしれません。

 

yogi vini