ヨガ八支則 1段階目ヤマの規則「ブラフマチャーリヤ」

 

八支則の「ヤマ(してはいけない規則)」の4つ目「ブラフマチャーリヤ」は「禁欲」です。

 

「ブラフマチャーリヤ」は、ヒンドゥー教の神さまの一人である「ブラフマー」と日常生活という意味の「チャーリヤ」という二つの言葉でできています。
つまり、「ブラフマチャーリヤ」とは、「日常生活はブラフマーに出会うための道として使う」という意味になります。

 

【大事なことに時間やエネルギーを使うべきだから、欲求をコントロールしましょうね、という戒め】なのです。

 

だからと言って、欲求を完全になくしてしまわなければいけない、というわけではありません。
「自分がこの欲に振り回されているな」と気づき、そのうえで自分をコントロールすることが大切なのです。

 

たとえば――。
私たちは自分に似合う服を買ったり、髪型に悩んだりします。
お肌のお手入れをする、流行にあったメイクをする。スポーツや習い事をする。仕事を頑張る。
そういう時間って楽しいですよね。

 

どうしてそういうことに夢中になるかをもう少し掘り下げると、それは【自分を魅力的に見せたい、という本能からくる欲求のせい】なのです。
この欲求に応えれば応えるほど、エネルギーを消費します。

 

家に一人でいるときと、外に出るとき……外見はもちろん、意識も変わりますよね。
私たちはそうやって意識が変わるたびに緊張や緩和を繰り返し、いろいろなエネルギーを使っているのです。

 

繰り返しになりますが、TPOに合わせて装ったり、努力したりすることがダメというわけではありません。
ただ、人と比べて自分は魅力がないと落ち込んだり、人から褒められて浮かれたり――私たちは人から好かれたい、よく思われたいという【欲求に振り回されているのだ、と気づいてほしい】のです。
そして、それよりもっと大事なことがあるのではないだろうか? と少し立ち止まってみてください。
欲求をほどほどにすると、あなたにとって大事なことがきっと見えてくるはずです。

 
 

yogi vini