ヨガ八支則 3段階目「アーサナ」

 

ヨガ八支則の3番目の段階は「アーサナ」。
「身体が無理をしていない、安定している状態で止まること」ということです。

 

身体の動きを止めることで、自分の内側――プラーナ(気)に意識が向き、コントロールしやすくなる。

 

身体の動きを止めて、プラーナ(気)に意識を向けることで、身体の中にプラーナを循環させる、というのがアーサナの役割です。

 

内臓や細胞のすみずみにプラーナが行き渡ることで、身体が元気になるのです。
ただ、このプラーナが足りていないと、アーサナをやっても意味がありません。

 

ヨガのレッスンが終わったあと、「ああ、疲れた~」と感じることはありませんか?
アーサナをやっているときに身体を痛めたり、ケガをしたりしたことはありませんか?
シャヴァ・アーサナ(屍のポーズ)をやっていて、眠ってしまったことはありませんか?
これらは、プラーナが足りていないことで起きることなのです。
では、なぜ、プラーナが足りなくなるのでしょう?

 

私たちは普通に生活をしているだけで、プラーナを流出しています。
身体でも感情でも、動きのあるところにはエネルギー(プラーナ)が必要だからです。
余計な感情が動くと、それだけ余計なエネルギー(プラーナ)が使われてしまい、アーサナ(ポーズ)を保ち続けることが難しくなってくるのです。

 

アーサナをしているときに、「お腹空いたなぁ」「夕食は何にしようかな」「やり残した仕事が気になる……」「他の人と比べて、私はうまくポーズができていない」などと考えてしまうことはないでしょうか?
私たちは「何も考えない」ということは不可能に近く、プラーナにだけ意識を向けることは難しいのです。

 

ヨガを始めるとき、いきなりポーズ(アーサナ)をしようとする人が多いと思います。
でも、八支則におけるアーサナという面から考えると、それでは効果がありません。
先に八支則の第1、第2段階目の「ヤマ」と「ニヤマ」という土台づくりをしなければならないのです。
「ヤマ」と「ニヤマ」を実践することによって、全身にプラーナ(気)を巡らし、身体を元気にするアーサナの効果がアップします。

 

アーサナに集中できないことを嘆かないでくださいね。
できていないという事実に気づくことで、「ヤマ」「ニヤマ」の必要性、重要性にも気づくことができるのですから。

 
 

yogi vini