ヨガ八支則 7段階目「ディアーナ」

 

八支則の7番目の段階は「ディアーナ(瞑想)」。
瞑想とは「無」になるということ。
八支則とは、ヨガの修行における八つの規則・段階のことでしたね。

 

私たちの心は、いろいろな動きをしています。
心が動き、何かを感じることで、さまざまな経験が生まれてくるのです。

 

例えば、ある一日を見ても、私たちは「すごく興奮する!」「ああ、幸せだなぁ」「とても辛い・・・」といろいろなことを感じますよね。
それは、私たちの心が起こしている動きです。

 

その、心の動きを止めた状態が、「無」になっているということ、「ディアーナ」です。
心が起こす経験をすべて止めている状態ですから、その止めている状態で生まれるものは、外からの刺激、出来事によって生じたものではなく、【自分の内から生じたもの】です。
ただ瞑想すること――「無」になることで、自分の内なる存在・・・魂に気づくことができるのです。

 

無になるためには、外からの刺激や出来事を感じないようにしなければなりません。
それには、「集中」するということが必要になってきます。
その「集中」を八支則の中では、6番目の段階「ダーラナー」と呼んでいます。

 

8番目の段階「サマーディ」の前に7番目の段階「ディアーナ」が必要であるように、「ディアーナ」の前にも、6番目の段階である「ダーラナー(集中して心を極める)」ことが必要なのです。そして8番目のサマーディを経て、ヨガという最終目的地にたどり着くことができる・・・

 

何事もそうですが、一足飛びに道を極める、というわけにはいきません。
少しずつ段階を踏み、土台をつくって進むほうが効果的です。

 

あせる必要はありません。
日々、心が経験を繰り返し、いろいろな何かを感じます。
その中で少し、自分の内側に意識を向けてみましょう。

 

向けてみると・・・私の心がゆれ動いています。
「無」になれそうもありませんか?
では、そこから「私」をはずしてみましょう。
どうですか?
さっきも言ったように、すぐできなくても、あせる必要はありませんよ。
ただ、「瞑想」する――それだけです。

 

yogi vini