太陽礼拝のアーサナをして心を強くしよう

今日のテーマ
太陽礼拝のアーサナをして心を強くしよう

今日はアーサナと心の結びつきについて説明したいと思います。
一般的に、みなさんがヨガのスタジオで習うポーズのことをアーサナと呼ぶことが多いでしょう。

アーサナ(आसन, āsana)とは
サンスクリット語での本来の意味は「止まる」ということ

それは「努力せず、無理をせず、自然な状態で静かに安定していること。」この状態を手に入れるには身体の安定だけではなく、心にも安定した静けさが必要です。どんな感情も持たずに心を動かさない。それがヨガの目指すところです。

ヨガではなぜ無理をせずに止まることが大切なの?

私たちは、ヨガを通して色々なことに気付いていくことができます。
体のこと、呼吸のこと、心のこと・・・ひとつひとつの気付きをどんどん深めて、さらに次の気付きの土台としていくことができるのです。
 
たとえば、道端に咲いていたキレイな花を見つけたとしましょう。
「あ、あの花がキレイだね」
そこで歩いていた足を止め、一瞬でも立ち止まってゆっくり観察することができたなら、あなたはその花の美しさを知ることができます。その立ち止まる時間が少しでも長くなれば、パッと一瞬見るだけよりも、形、色、香りなどさまざまなことに気付くことができるでしょう。
 
同様に、私たちが”生きる”ということに気付くためには、ちょっとだけ止まることが必要です。「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ…」そんな忙しい毎日の中で、一度、止まってみましょう。「止まる」ということから動いていては見えなかった「生きる」 ということに初めて気付くことができるのです。

花の美しさに気付く

ヨガで心も身体も「止める」ことからたくさんの発見を

たとえその気付いたことが、不幸なことであっても、幸せなことであっても、嬉しいことであっても、嫌なことであっても、そのすべてが「生きる」ということです。心が落ち着いた状態で何の偏見や固定概念も持たずにただ止まり、どんなことでもひとつひとつ気付いていくことが、アーサナを練習するひとつの目的です。

ヨガのポーズにたくさんのアーサナがあるのはなぜ?

ヨガの中には○○アーサナという「アーサナ」が名前につくたくさんのポーズがあります。なぜアーサナはいろいろな形をとっているのでしょうか?
 
ヒトの身体は一本の長い背骨(脊柱)につながる骨に内臓が守られ、沢山の筋肉や腱が動きをサポートしています。いわば背骨はヒトの大黒柱とも言えるでしょう。
その長い背骨は重力の影響で、またあなたが常日頃無意識にとっている姿勢の影響で自然なS字カーブから崩れ、前後にもしくは左右にアンバランスな状態になってしまっています。自分の背骨がどのような状況なのか、まずそのクセを知ることが大切です。そしてあなたのクセの状況に最も必要なアーサナを選んで、そのポーズを繰り返し練習していくことで、少しずつ、長い時間止まることができる身体を作っていくことができます。

ヨガをするときはあなたのクセにあった方法を選ぼう

たとえば、
反り腰のクセがある方は:
前屈をする時に少しだけおへそに力を入れることを意識してみましょう。
意識しておへそに力を入れられるようになっていくと、長い時間立っていても腰を反らせることなく背骨をまっすぐキープすることができるようちなります。
 
反対に猫背のクセがある方は:
前屈の時に胸を開いて下腹部(恥骨)の方に強く力を入れるように意識しお尻を突き出すようにすることで、腰を守りながら背骨を伸ばし正しい前屈ができるようになります。

それによって、同じ姿勢で長い時間身体を止めることができるようになっていくのです。

ヨガのアーサナを呼吸でさらに深めよう

後屈をする時、体にとって今まで慣れていない重力に逆らう状態になるので、呼吸がとてもしづらくなりませんか?呼吸が浅くなったり、イライラしてしまったり・・・それくらい呼吸が乱れてしまうかも知れません。
でも、そんな時でも、そのポーズをキープしたままで、できるだけ呼吸を深くしようとしてみましょう。
 
呼吸を意識してアーサナをおこなうことで、その状況に合わせた呼吸が自由にできるようになっていき、それが体の成長、呼吸の成長へと繋がっていくのです。ヨガの時間だけでなく、日常生活の中で慣れない状態で止まる時にも、呼吸を続けられる力を育んでいきます。
 
アーサナの練習は、呼吸の面でも、苦しくなることなく”止まる”ために必要なのです。
アーサナで止まる

ヨガのアーサナと心の結びつきとは

たとえば、あなたにとってしんどいポーズをする時、少しやっただけで「嫌だ、無理だ」とすぐにやめてしまうことがあるかもしれませんね。
 
それは、生きる上でも、嫌なことから逃げてしまう心を作ってしまうのです。だから、「あぁこの状況はとってもつらいし嫌だ」と感じたとしても、「だけどこれが私の成長になるんだ」と信じて、逃げたい気持ちを乗り越えて、少しでも長い時間キープしようとしてみましょう。それはきっと逃げてしまう自分の心を強くしてくれる、つまり、嫌な状況であっても「止まる」ことができるようになっていきます。
 
止まることができたなら、どれだけ幸せな状況でも、不幸な状況でも、気付きが増えていくのです。アーサナを練習する時は、体、気、心の3つの面で「止まる」ということを意識してやってみてください。きっと、新しい自分の成長へ繋がる気付きが見えてくることでしょう。

止まって気づくこと